今月は、カフェサッフォーを会場にお借りして6名で読書会だった。
「政治的な手芸部(グループ山姥)」の今年のバナーのテーマの”尊厳”モチーフの刺繍を見せてもらった。テーマの花ことばのイメージからの刺繍はとても細かく綺麗だった。
カフェでコーヒーを飲みながらというのはなんともゆったりとした時間になる。
これまで読んできた「フェミニズムがひらいた道」を先月に終え、まだ決まっていない次の本を決めることになっていた。何冊かを検討しながら”次のテキストは?’’から話はどんどん発展した。
・別姓が理解できない学校。何度、言っても親と子どもの苗字が違うことが理解できない先生たち。そして親と子の苗字が違う理由を「宗教ですか?」と理解しようとする人たち。多様性を求める社会は絵に描いた餅。根深い不理解。
・地域によっては進学校に行かせたくない親がマジョリティの話。これまでもあった長男等に家業等を継がせるためや単に親の近くの地元に残るように勉学に興味を持って進学校に行かせたくない親。教育虐待の対極にあるようで実は同根かもしれないと思ったりもした。
こどもなどの次世代を地域に残す知恵?それにより、地方から都市への人口の流出や人口の集中はないというのか?
(内閣府の男女共同参画のデータから引用)
<令和2(2020)年度の学校種類別の男女の進学率>
高等学校等への進学率は,女子95.7%,男子95.3%と,高い水準にあるが,ここ数年間は男女ともわずかながら低下している(平成28(2016)年女子96.9%,男子96.3%)。また,専修学校(専門課程)への進学率は,女子27.3%,男子20.5%と,女子の方が6.8%ポイント高い。
大学(学部)への進学率は,女子50.9%,男子57.7%と男子の方が6.8%ポイント高いが,女子は全体の7.6%が短期大学(本科)へ進学しており,これを合わせると,女子の大学等進学率は58.6%となる。近年,大学(学部)への女子の進学率が上昇傾向にある一方で,短期大学への進学率は平成6(1994)年度の24.9%をピークに低下傾向にある。
大学(学部)卒業後,直ちに大学院へ進学する者の割合は,令和2(2020)年度では女子5.6%,男子14.2%となっており,男女とも平成22(2010)年以降低下傾向にある(平成22(2010)年女子7.1%,男子17.4%)(I-5-1図)。
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格差は却って広がる社会となって「親ガチャ」などと称される社会に向かっているのだろうか?
「弱者が弱者のままで生きていける社会」にはどのようにして手が届くのだろう?
次回は
3月9日(土)13:30〜16:00
コリドリオ「市民センター」社会貢献活動支援室
新テキスト:「上野千鶴子がもっと文学を社会学する」